成人式の振袖の予約はいつが一番人気?振袖準備の年間スケジュールを紹介
新成人を迎える記念として、成人式は一生に一度きりの大切な1日です。成人式で着る振袖のレンタルはいつが一番人気の予約時期なのでしょうか。今回の記事では、成人式の準備の年間スケジュールや早期にレンタルをするメリットをお伝えします。
成人式振袖の準備はいつから始めれば良い?
一生に一度の成人式に振袖を着ようと思ったら、どのタイミングで準備を始めれば良いか、ご存知でしょうか。
実は、成人式の準備を始める時期は意外と早く、一般的には2年半前ほど。つまり、高校生3年生の夏休みごろから始める方が多いです。振袖のレンタル予約だけであれば半年前くらいでも間に合いますが、もろもろ希望どおりに進めるためには、早め早めに動いた方が安心です。
膨大な選択肢の中から一着の振袖を選ぶのは、時間がかかるもの。それでも2年半前から動けば、新作の振袖や着付け・ヘアメイクの予約、前撮りについても希望どおりに予約を取ることができます。お得な早期予約特典が利用できる可能性も高いでしょう。
また、既製品をレンタルするだけでなく、仕立てたものを購入したり、体に合わせて仕立てた振袖をレンタルすることもできます。その場合、振袖を仕立てるのに2〜4ヶ月程度の期間が必要になるため、できるだけ早いうちから情報収集をしておく必要があります。
成人式準備でいつ何をやればよい?|スケジュールを紹介
では、実際にどのタイミングで何をすると、スムーズに成人式の準備を進めることができるのでしょうか。具体的にご紹介します。
成人式から2年半前の7月~8月 (高3夏)
なぜ2年半前から始める方が多いかというと、そのタイミングには理由があります。
毎年夏頃に振袖の新作が発表になり、早期予約の受付が始まる時期だからです。ネットやお店のカタログなどで情報を集めて、どんな振袖を着られるのか、またそのための方法をチェックしてみてください。
新作振袖の中で、どうしてもコレ!という運命を感じるお気に入りが見つかったなら、先に予約しておさえるのがおすすめです。
成人式から2年前の1月~3月 (高3冬)
情報収集を始めるタイミングとして次に人気なのは、ちょうど2年前の1〜3月です。
その年の成人式が終わって、レンタルされていた着物が戻ってくる時期に当たります。そのため、新作も含めて、たくさんの振袖から選ぶことが可能。夏頃から集めていた情報と合わせて、お気に入りの振袖を絞り、この時期に予約をする方も多くなるため、実際には一番予約が集中しやすいといえます。
また、時期的に受験シーズンと被ってくるため、受験のラストスパートとかぶることがないよう、先に振袖を決めておく方が安心です。
この時期を逃すと、人気の新作振袖は予約が埋まってしまう確率が高まりますし、成人式当日の着付け・ヘアメイク、前撮りのタイミングについても注意する必要があります。
振袖の予約が済んだら、その着物に合ったヘアメイクができるサロンを探して予約しましょう。
購入の場合は着物が届いた後なら前撮りは比較的いつでも可能ですが、レンタルの場合、手元にある日数は決まっています。着る時期に合わせて、メイクや着付けの予約は早めにしておくのがおすすめです。
成人式から1年半前の8月~9月 (高校卒業後1年目の夏)
高校を卒業して1年目、成人式の1年半前の夏8月〜9月も、予約が集中しやすい時期。
前年に発表された新作振袖については予約できる最終タイミングに入るため、新作を着たいとお考えならラストチャンスと考えておくと良いでしょう。
成人式から1年前の1月~3月 (高校卒業後1年目の冬)
振袖は、できるだけ成人式の1年前、1月〜3月くらいまでに予約を済ませておくことをおすすめします。
なぜなら、早期予約特典が終了したり、美容サロンでのヘアメイクや着付けの枠が埋まってしまったりすることも多いからです。
また、気候の良い春に前撮りを希望する方が多く、3月~5月が人気です。この時期に前撮りをするなら、2年前に予約をしないと難しいかもしれません。
ヘアメイクや着付けは、美容サロンなどを予約する方が多いですが、最近は自宅までプロが来てくれる訪問型のサービスもあります。ヘアサロンでは、美容師がヘアメイクを担当し、着付けはヘアサロンから専門の着付け師を手配して来てもらうため、その分のコストがかかります。訪問型の場合、着付け師の方に直接支払いとなるため費用が抑えられ、着物や小物、ヘアアクセサリーなどの大荷物を持って移動する必要がないこともメリットです。
成人式から半年前の8月~9月 (高校卒業後2年目の夏)
成人式から半年前の夏は、振袖を予約する最終タイミングといえるでしょう。予約自体は可能ですが、希望に合った着物や、希望どおりのヘアメイク・着付けの時間は難しいかもしれません。急きょ振袖を着ることにした場合、この時期なら、まだ何とか予約ができるというタイミングです。最悪この時期までには予約を済ませておくことをおすすめします。
成人式の振袖予約ピークはいつ?
第1次ピークは高校3年生の1月〜3月で、次のピークが同じく3年の夏頃です。なぜその時期が人気なのか? それぞれのメリットも含めてご紹介します。
高校を卒業する年の1月-3月が一番人気
この時期が一番人気なのは、より多くの振袖から探すことができるからです。
夏頃に発表された新作だけでなく、その年の成人式でレンタルされた振袖が返却されて店頭に出揃います。たくさんの選択肢から時間をかけずに決めるためには、事前に新作の振袖をチェックしておくのがスムーズでしょう。
次に人気の時期は1年半前の7月~9月
1年半前の夏が次に人気です。夏休み中で時間的にゆとりがあることに加え、その年の新作は夏から秋にかけて発表されることが多いのが理由です。次の年に新成人となる方も予約を検討し始めますが、より新しい振袖を着たいのなら、このタイミングまで待つ手もあります。この時期に決めるのなら、前撮りや当日の着付け・ヘアメイクもまだ予約が取りやすいでしょう。
なぜ早めに振袖の予約をするべき?
成人式準備を始める時期は、最長で2年半前で最短が半年前。大きく差があります。では、なぜ早めに始めた方が良いのか、その理由をまとめました。
前撮りも行うため
早期の予約には、新作の振袖や人気のデザインを確実に着られるメリットと、前撮りの時期や進め方についても希望通りにできるというメリットがあります。
成人式当日は何かと慌ただしいため、事前に家族と一緒に前撮りをするのが人気。振袖の決定が遅いと、当日の着付け・ヘアメイクの予約だけでなく、前撮りについても予約が取りにくくなってしまいます。
前撮りのおすすめ時期は3月-4月!
前撮りのおすすめシーズンは、暑すぎず寒すぎず着物を着るのにぴったりの春、3月〜4月。
この時期以外でも、「20歳になる誕生月に撮影したい」「家族が集まりやすい時期に撮影したい」などの理由で前撮りの時期をいつにするか決めている方が多いようです。
振袖選びには時間がかかるため
成人式の衣裳選びは、思った以上に時間がかかるものです。
購入するのか、レンタルするのか、ママ振袖を着るのか。小物は新調するのか、予算はどれくらいかけられるのか、など決めることがたくさん。
また、本人だけでなく、ご家族の皆さんも楽しみにされている場合が多いもの。家族のいろいろな意見や好みをまとめるには、それなりの時間がかかると考えておいた方が良さそうです。
振袖は購入する?レンタルする?
最初に決めておきたいのは、購入するのか、レンタルにするのかという点。さらに、お母様の振袖が良い状態で残っているなど、着られる着物が家にある場合も。
まずは、着るご本人と家族で相談して、着物をどう手配するのかの方針を決めましょう。
振袖の予算を考える
着物の購入やレンタルをする際に、まず決めておきたいのが予算でしょう。
振袖専門店でレンタルをする場合、5万〜20万円くらいが相場のようです。
前撮りの撮影費やアルバム代、着付け・ヘアメイクがセットになったプランもあるので、予算面も考慮しながら選ぶと良いでしょう。
購入する場合は30万円程度から。帯や小物など全て新調する場合、100万円を超えることも珍しくありません。その代わり、良い着物は代々受け継ぐ財産にもなる点がメリットです。
着物は、上質なものは素人目にもはっきりと見分けがつき、違いのわかりやすい衣裳です。予算だけを気にして安価なものを探して結果後悔するより、着物の質や見栄えも含めて納得できるものを予算内で選ばれることをおすすめします。
振袖の店舗を考える
何を着たいかの次に考えたいのが「どの店の着物を選ぶか」という点。
レンタルの場合、実物を見たり触れたり試着もできる実店舗と、たくさんの振袖の柄をどんな場所からでも一度にチェックできるネットショップがあります。
さらに、比較的高価で豪華な古典柄を多く取り揃える正統派のブランド、トレンドを意識したモダンな柄を多く取り揃えたショップなど、さまざまなタイプのお店が存在します。
まずは、ご本人や家族が希望する着物の質や方向性を整理して、店舗を絞り込んでいくと良いでしょう。
お店を選ぶうえで、交通アクセスや前撮りのスケジュール、プランの内容などもチェックしましょう。
特にレンタルの場合、プランに含まれる小物はどこまで入っているのか、レンタルできる期間や返却時のクリーニングがどうなるのかなど、お店によって異なります。
着てみたい振袖の色柄だけではなく、プラン内容やレンタル方法など、説明をしっかりと読み込んで比較検討しながら選んでみてください。
和装小物など他に用意しなければいけないため
振袖は、帯や小物、ヘアメイクなど、トータルコーディネートでガラリと印象が変わります。
古典的な振袖に、トレンドを意識した小物を合わせて、自分らしい着こなしに仕上げるのが最近人気です。着物だけでなく、コーディネートの細部にまでこだわりたい場合、振袖に合わせて和装小物を選ぶ時間も必要になるため、余裕を持って準備を始めるとよいでしょう。
早期割引を利用できてお得だから
多くのお店で、早くレンタル予約をしたり購入の成約をしたりするほどお得になるように早期割引が用意されていて、利用できる期間は限られています。チャンスを逃さないよう、いつまでなら大丈夫なのかをチェックしておきましょう。
まとめ
成人式の振袖は、人生に一度の晴れの日を飾る大切な着物。焦ってバタバタと不本意なかたちで決めてしまうのはもったいない! 当日を笑顔で過ごせるように、心の余裕を持てる時期から準備を早めにスタートしましょう。お着物を一緒に選ぶ幸せな時間を、どうぞお楽しみください。