訪問着
#選び方 #マナー #お宮参り
2023.09.20

お宮参りで「訪問着」を着るときの選び方や注意点を詳しく解説

お宮参りとは、お子さまの一生に一度の記念となる生後30日前後に行われる日本伝統の行事です。従来は、格式高い着物を着ることがマナーでしたが、最近では訪問着や色留袖、色無地を着用することが多いようです。この記事では大切な節目となるお宮参りに着る「訪問着」について、選び方や着用の注意点などをご紹介します。

訪問着とは

訪問着とは

訪問着は、フォーマルからカジュアルまで幅広いシーンで着用することができ、年齢や既婚・未婚を問わず着用できる着物です。
着物の上半身から下半身にかけて、流れるようにつながる一枚絵のように「絵羽模様」が描かれています。裾まわりだけに柄が入る黒留袖や色留袖と違って、胸や背中、袖にも華やかな柄が描かれているのが特徴です。

訪問着は女性の準礼装

着物としての格でいうと、訪問着は留袖の次のランクにあたる「準礼装」として着用できます。 より格式高く背中に一つ紋を入れることもできますが、着用できるシーンが限られるため、訪問着は紋を入れないで仕立てることが多くなっています。留袖のような「比翼仕立て」にはなっていません。

結婚披露宴やパーティなどのお呼ばれで着ていくほか、お宮参り・七五三・卒入学式など、お子様の記念日で着るのにもふさわしい着物で、さまざまな着用シーンがあります。

訪問着はお宮参りに適した着物

「お宮参り」とは、地元を守る氏神さまに、赤ちゃんが無事に生まれたことをご報告し、これからの健やかな成長を祈願すること。神様にお願いをしにいくのですから、フォーマルな服装が求められます。

和装・洋装は問われませんが、赤ちゃんが1ヶ月になる頃に行われるため、産後間もないお母さんはまた体型が戻らず、手持ちの洋装のウエストサイズが合わないケースも珍しくありません。その点、体型に沿うように着付けられる着物は、気になる体型の変化をカバーすることができておすすめです。また、フォーマル感のある装いという点で、訪問着はお宮参りにはぴったりです。

伝統的なお宮参りは、父方の祖母が赤ちゃんを抱っこする役割のため一番格の高い着物を着て、赤ちゃんのお母さんは、格を一つ下げた着物を着るのが習わしです。最近ではお祖母様が黒留袖ではなく色留袖を着る傾向があり、また20代・30代のママは、同じ準礼装でも色無地だと地味に感じられる人も多いようで、一歩控えた印象がありながらも十分に華やかな訪問着の方を選ぶ人が多いです。
お宮参りの主役は、あくまでも赤ちゃん。赤ちゃんを中心に考えて、他は派手になりすぎない衣裳選びをすることも大切です。

ちなみに、最近はお母さん自身が赤ちゃんを抱っこしてお宮参りをすることが増え、参加する他の家族の衣裳の格はさほど気にされなくなりました。それでも、参列する方々で当日は誰が何を着ていくか、衣裳に対する両家の考え方など、事前に共有しておくと安心です。

訪問着のお宮参り以外の活用シーン

訪問着は、お宮参りのほかにも、結婚式や披露宴、お子様の行事などでも着用することができます。

例えば、友人・知人の結婚式や披露宴に参加するなら、華やかな地色の訪問着がおすすめ。
色について注意したいのは、白は花嫁の色で黒は親族衣裳の色のため、白と黒は避けるのがマナーです。赤・オレンジ・金色の着物も花嫁の打掛とかぶる可能性があり、避けた方が無難。柄は、お祝いの気持ちを込めて、松竹梅や鶴亀など、縁起の良い「吉祥文様」がぴったりです。

お子様の卒・入学式や七五三なら、主役はお子様なので、主張しすぎない控えめな印象の色や柄の着物を選ぶのがベスト。
地色は淡く、季節に合わせて春の花柄の着物を選ぶのも素敵。先取りできそうなタイミングなら、枝振りから描いた桜の柄の訪問着などもおすすめです。
桜は花だけの柄であれば、一年を通して着用できる吉祥文様でもあります。着用当日には桜の開花が進んでしまった場合、また春以外の季節には、四季の草花と合わせた柄であれば大丈夫です。

訪問着は「丸帯」「袋帯」「名古屋帯」の3種類の帯を合わせることができます。 結婚式などフォーマルな場に着ていくなら、丸帯や袋帯。お茶会や観劇など、カジュアルな場所に着ていくなら、名古屋帯がおすすめです。

お宮参りで訪問着を着る際の注意点

お宮参りで訪問着を着る際の注意点

お宮参りで訪問着を着る場合、対策を考えておいた方が良いのが、授乳です。慣れている人なら、着物の脇下にある「身八つ口」から隙間を作って授乳する方法がありますが、着物を滅多に着ない方にはハードルが高そうです。
その場合は、哺乳瓶やミルク、搾乳した母乳で授乳することを考えてみてください。赤ちゃんが哺乳瓶を嫌がるときは着付けに入る前ギリギリのタイミングで授乳し、お宮参りの後は短時間で帰宅する計画を立てましょう。

訪問着の髪型・メイク

お宮参りで訪問着を着るときは、ヘアスタイルはすっきりとアップにまとめるのがベスト。シニョンや夜会巻きなど、清潔感のあるスタイルが着物に似合います。髪の短い方でも、着物に髪がかかるダウンスタイルは避けるのがマナー。ボブや長めのショートスタイルは、編み込みなどでサイドをすっきりとまとめることをおすすめします。

着物姿でのメイクは、ヘルシー&ナチュラルに。ヘアスタイルも、華美な巻き髪や盛り髪、ラメを多用したヘアメイク等は避けて、きちんと感を意識しましょう。

お宮参りで着る訪問着の選び方

お宮参りで着る訪問着の選び方

お宮参りや七五三では、記念写真を撮ることを想定して、家族全体のバランスと写真映えを意識するのが、着物選びのコツです。とはいえ、映えるからと金銀がたくさん入った華美なものを選ぶのではなく、主役はお子様なので控えめに。大人の上品さを意識してください。

色や柄など

淡いピンク色や水色、パステルがかった黄色や黄緑色など、優しい地色で、柄はおめでたい吉祥文様を意識しつつ色が控えめなものを選ぶと、赤ちゃんとのバランスが良いでしょう。

帯や小物など

帯や小物は礼装用のものを選べば大丈夫ですが、たとえば帯ひとつをとっても、使われている金糸銀糸の量によっても微妙に格が上下するなど、着物初心者には判断が付きにくいかもしれません。その場合、選んだ着物に合わせてプロが帯や小物をコーディネートしてくれるお任せプランを利用するのも良いでしょう。もちろん、着物選びも迷ったらプロに相談できると安心です。

お宮参りで着る訪問着の着付けや準備方法など

当日の着付けは、着られる人は自分で着るか、着付けも付いたレンタルプランを探すか、着付けができるプロを自分で探してお願いする方法があります。

赤ちゃんと一緒の外出は本格的には初めてという方は、着付けやメイクは自宅かお宮参りの神社どちらかに近い場所を予約すると安心です。衣裳店で着付けをする場合は、店のある場所を含めて、どこに頼むのがいいかの検討もお忘れなく。

また、地域にもよりますが訪問型の着付けサービスが頼めるようであれば、ヘアサロンなどで頼むより金額もリーズナブルで、着物や重い荷物一式を持って移動しなくて済みます。ヘアセットが済んだ後などに、いつもどおり慣れた自宅で授乳ができるのも安心です。

訪問着を購入する場合

お宮参りだけでなく、七五三や入学式、卒業式など、その後も節目の日には着物を着たいとお考えの方は、訪問着の購入を検討されても良いでしょう。お宮参りのタイミングで一式購入しておけば、その後何度も着られて、将来はお子様に引き継ぐこともできます。

購入価格の相場は、20万円前後からが一般的ですが、素材やブランドにより価格は大きく異なります。費用対効果も考えながら比較検討して、お気に入りの1着を手に入れてください。

訪問着をレンタルする場合

一方で、レンタルの着物には、そのときどきのシーンや着る立場に合わせて、ぴったりの色や柄を都度選べるというメリットがあります。
着るのに必要な小物を揃えて一つずつコーディネートする必要もなく、プロが選んだフルセットをそのまま利用できると安心です。着用する前に、着物や小物の状態を確認しておく手間も、着用後に着物のお手入れを忘れずに手配する必要もありません。

さらに、最近注目を集めているネットレンタルなら、初めての子育てに奮闘中のお母さんでも、ちょっとした隙間時間にスマホで着てみたい着物を選んで予約まで完了できます。

京都の老舗ワタベウェディングが運営するyouRSTYLEでは、昔ながらの伝統技法にこだわり、上品な染め模様や刺繍柄の入る訪問着を多彩にご用意しています。また専属のコーディネーターが、お選びになった着物に合わせてベストな帯や小物を選び、必要な一式をフルセットでお届けします。

まとめ

何かと忙しい時期のお宮参りは、準備と手配が手軽に完了するネットレンタルが便利です。家族とお子様が迎える大事な節目の日を、ママにとって久しぶりのおしゃれ気分も楽しめる華やかな訪問着でお祝いしてみませんか。

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