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#髪型#マナー#結婚式
2024.02.26

黒留袖を着るときのアクセサリーは何がOK?知っておくべきマナーまとめ

黒留袖を着るときのアクセサリーは何がOK?知っておくべきマナーまとめ

黒留袖は既婚女性の正礼装(第一礼装)とされ、結婚式では家族・親族の既婚女性だけが着る着物です。そんな格式高い黒留袖を着る際、アクセサリーはどこまでつけていいのか、マナーや黒留袖の着こなし方をまとめました。

黒留袖とはどういったときに着用するのか

黒留袖とはどういったときに着用するのか

黒留袖は既婚女性が着用する中で最も格の高い「正礼装(第一礼装)」にあたります。一番ポピュラーな着用シーンは、親族の立場として出席する結婚式や披露宴でしょう。特に新郎新婦の母親が、足を運んでくださるゲストの方々に敬意を示すために着用するにはぴったりの礼服です。

フォーマルな着物にはアクセサリーはできる限りつけないのがマナー

フォーマルな着物にはアクセサリーはできる限りつけないのがマナー

黒留袖に限らず、色留袖や訪問着、また振袖など、フォーマルな場で着物を着用する際、アクセサリーは基本的につけません。着物には正礼装(第一礼装)、準礼装、略礼装と格の違いはありますが、共通のマナーです。

黒留袖を着る場合のアクセサリーの選び方

もし礼装の着物にアクセサリーをつけるなら、「控えめ」なものを選ぶのが基本。
装飾的と感じられるものは避け、つけるかどうか迷った際には、極力はずすことをおすすめします。

指輪

装飾的なファッションリングはNGですが、結婚指輪や婚約指輪は別です。普段からつけている方は、わざわざ外す必要はありません。
ファッションリングがNGな理由のひとつは、着物に引っかけて生地を痛めてしまう可能性があるから。立派な宝石を立て爪でとめた婚約指輪は、外しておいた方が安全かもしれません。

イヤリング/ピアス

絶対にNGではないのが、イヤリングやピアスです。
結婚式に着用する場合は、和装・洋装問わず、ゆらゆら揺れるタイプはNG。揺れるものは不安定な状態をイメージさせるため結婚式には不向きとされています。同様に、落ちやすいデザインも避けるのがマナー。 控えめな小ぶりのデザインで、耳にピタッとおさまるものを選ぶと良いでしょう。

とはいえ、和装のときのアクセサリーは、結婚指輪や婚約指輪以外NGと思っている方も多いので、周囲の反応によっては外しておく方が無難かもしれません。

腕時計

洋装のときも結婚式の席で着けている姿を見かけやすい腕時計ですが、実は正礼装(第一礼装)や準礼装などを求められる結婚式や披露宴での着用はマナー違反。理由は、せっかくのお祝いの席で時間を気にしているように見えるため。

和装の場合は、袖口が傷付きやすいというデメリットもあります。主張の強い時計は着物の手元には不釣り合いです。どうしても時計が必要な場合、見たい時だけスッと帯から取り出せるような懐中時計にすると、とてもスマートで素敵です。

ネックレス/ブレスレット

和装の際に着用を避けるべきアクセサリーの筆頭が、ネックレスとブレスレット。着物は衿元を大きく開けないので、そこにネックレスを着けてもチグハグな印象。またm礼装の場合、真っ白な半襟で演出する品格を台無しにしてしまうので、ネックレスの着用はおすすめできません。ブレスレットを着用しない理由は、腕時計と同様です。

黒留袖の着こなし方

せっかくの結婚式なのに、アクセサリーが一切ないと華やかさに欠けるのでは?と不安に感じられる方もいらっしゃるでしょうか。しかし黒留袖は、黒地に映える金銀を贅沢に使い、華やかな柄が描かれています。
さらに、着物に合わせる帯も、白金銀の豪華絢爛な織模様が施されていて、アクセサリーを何も付けなくても、着るだけで重厚感のある華やかさが演出できます。ご心配は無用です。

髪型

黒留袖に限らず、着物に似合う基本のヘアスタイルは、アップスタイルです。
特に新郎新婦の母は、何度もお辞儀をするため、バラバラと落ちてこないようにすっきりとしたまとめ髪をおすすめします。

華やかな印象にするため、トップのボリュームは出した方が良いですが、過剰な巻き髪などは避け、夜会巻きなどスッキリと上品なシルエットを目指すと良いでしょう。

ちなみに、かんざしなどヘアアクセサリーは着用してもOK。上品であることは忘れずに、ベッコウやパールなど自然素材のものを選んでみてください。

草履

黒留袖に合わせる草履は、高級感のあるデザインを選ぶと良いでしょう。
また、草履の高さは足を乗せる台の部分が高い(厚みがある)方が格が高いとされます。黒留袖に合わせるのなら、5.5cm程度の厚みがある草履がベスト。模様を見せるために比較的裾を長めに着付けることが多いため、厚みのない草履だとバランスが悪くなってしまいます。

小物

手元に持つ和装用のバッグは、草履とセットのデザインがベストです。色はもちろん、素材感や模様などもそろうため、統一感を演出することができます。
着物のコーディネートでは、帯周りの小物たちが存在感を発揮。黒留袖に合わせる帯と帯揚げや帯締めは、白や金銀のものを選びましょう。帯留めは、正礼装(第一礼装)の黒留袖にはつけません。

まとめ

和装のときは、基本的にアクセサリーをつけません。そこはシンプルですが、着物に合わせる和装小物の種類は非常に多いもの。黒留袖だけではなく、着付けには帯や小物類が必要で、すべて自力で揃えるのは、なかなか大変です。

京都の老舗であるワタベウェディングが運営するyouRSTYLEでは、お好みで選んだ着物に合わせて、専属のプロが間違いのない小物をセレクト。黒留袖のレンタルプランには、着物に必要なアイテムがフルセットでもれなく含まれています。
また、アクセサリーの中で唯一着用がOKな髪飾りも、結婚式にふさわしいものをセレクト。オプションでお選びいただけますので、マナー違反を心配なさらず、ぜひご利用ください。

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