【年代別】黒留袖の選び方　オシャレな留袖紹介や着こなしのポイントを解説

お子様の結婚式などで着用の機会があるのが既婚女性の第一礼装である「黒留袖」です。黒留袖の柄はとても多くの種類があり、絵柄によって印象はガラリと変わります。今回は、年代別のおすすめの黒留袖の選び方やおしゃれな着こなし方をご紹介します。

黒留袖選びで押さえたいポイントを解説

普段の生活で着物を着る機会がめっきり減ったいま、「着物はルールがたくさんあって難しそう…」と感じられる方は多いかもしれません。しかし、結婚式で留袖を着るご予定のある親御様であれば、本当に憶えておかなくてはいけないことは意外とシンプルで、主役である新郎新婦に近しい血縁の方から順に格の高い衣裳を選びます。それはルールというよりもマナーであり、いかにも日本人らしい気遣いの心です。

黒留袖の選び方として、まずはご自身の年齢にふさわしいものがおすすめです。具体的には絵柄が重要で、柄が入っている位置やサイズ、色合いがポイントになります。

着物の柄には、それぞれ格式や意味が込められています。youRSTYLEでは、商品ごとのご注文情報に着物の柄について格の高さや意味合いについても記載しておりますので、結婚式や主役への思いも込めつつ、ぜひご確認ください。

20-30代の方向けの黒留袖

新郎新婦の姉・妹などの立場で黒留袖を着られる場合は、柄の入る範囲が比較的広いものを。ピンクやイエロー、ブルーなど色数が多く使われているものを選ぶと、若々しく華やかな印象です。帯やバッグも、着物の柄に合わせて華やぎのある柄物を合わせます。

選び方のポイント

牡丹や大振りな花、バラなど洋風の花柄も、この年代であればOK。金糸で鶴や鳳凰（ほうおう）が刺繍されているような重厚感のある伝統的な柄は、色数の多い華やかなものを選べば十分に若々しい印象になります。

40-50代の方向けの黒留袖

40〜50代の大人の女性にお似合いの黒振袖は、豪華であっても格調高く上品なデザイン。多色使いの柄では、朱色や藤色など和風の名前がついている伝統色の入るものを選ぶと、しっとりと落ち着いた印象に。お花の柄も程よい大きさで上品さを意識しましょう。

選び方のポイント

最近では結婚式や披露宴だけでなく、フォトウェディングで黒留袖を着る方が増えています。なかでも写真映えもして人気なのが、柄に立体感が出る刺繍柄。結婚式であれば着用する場が格式あるホテルや式場なのか、レストランかなど会場についても考慮するべきで、カジュアルな雰囲気であれば、より華やかな柄を選んでみるのも素敵です。

60代以上の方向けの黒留袖

年齢と経験を重ねた大人の女性だからこそ、色数や柄の入る範囲はあえて抑えめに、シックで上質なものを選ぶと良いでしょう。模様の入る位置は、膝下程度までの低めの位置にあるものが上品でバランスもよくおすすめです。

選び方のポイント

まず色数を絞ること、特に暖色系を抑え、渋さの感じられる色柄を選ぶと粋（いき）ですっきりとした印象にまとまります。

このように、黒留袖も年代別や着て行く場所に応じて違いがあるということがわかると、いったい何着必要になるのかと、心配になる方もいらっしゃるはず。
そこで最近人気なのが、豊富なデザインをPCやスマホから選べて料金もお得な、ネットレンタルの着物です。

なかでも黒留袖は、試着のないネットレンタルでも失敗が少ない着物です。
柄と大まかなサイズを選べば、着付けである程度のサイズ調整が可能なため、当日はぴったりのサイズ感で着こなすことができます。

ワタベウェディングが運営するyouRSTYLEでは、フルセットの3泊4日レンタルが1万4300円から。全国どこでも送料＆代引き無料のほか、肌着と足袋、補正用タオルは新品をご用意して、そのままプレゼントになります。ご家族やお友達の衣裳がセット割でお得になるので、ご親族でまとめてご依頼いただけるケースも。選べる柄も選択肢が多く、年齢や立場にふさわしい柄を、ご自分のお好みで選んでいただけるメリットがあります。

おしゃれな着こなし方のコツを紹介

少し昔は、黒留袖といえば誰もが似た雰囲気になることも多かったのですが、最近はご自分の個性を上手にミックスして着こなす方が増えてきています。

帯の選び方と結び方

帯は、黒留袖をおしゃれに着こなすポイントになります。結び方は、金銀白などの糸を使った格の高い袋帯を「二重太鼓結び」にするのが基本。
歴史・伝統のある会場での結婚式であれば、金や白をベースにした古典的な花柄の帯がお似合いです。逆に、比較的カジュアルなレストランであれば、たとえば市松模様など、モダンな柄の帯を合わせても素敵です。
お着物に合わせて、ぴったりの帯をお選びしますので、会場や望まれる雰囲気についてもお知らせください。

その他小物の選び方

着物と帯を完璧にそろえたとしても、小物が場にそぐわないものでは、全体がチグハグで残念な印象になってしまいます。黒留袖に合わせる小物のことも頭に入れておけば安心です。

帯揚げ

帯の上部からチラリと見える「帯揚げ」は、帯を結ぶのに必要な「帯枕」を含む役割があります。黒留袖に合わせるなら黒地に映える白色が良いでしょう。

帯締め

帯を固定するために締める「帯締め」とは、帯の中央に見える紐のこと。こちらも白色を合わせると引き締まります。

草履・バッグ

お着物姿で意外に目立つのがバッグと草履です。こちらはデザインがセットになって統一感があるものが良く、色は金、銀、白などを基調としたものがおすすめ。この3色が黒留袖の格式にふさわしく、お祝いの場にもぴったりのフォーマルな印象です。

礼装用のバッグは、容量が小さいため、荷物が多い場合は和装用のサブバッグも用意しておくと便利です。

これらの小物は、着物に合わせるフルセットをご自身で選ぶのは、ビギナーにとって少々ハードルが高いものです。その点、youRSTYLEでは、お客様の年齢や立場にふさわしく、お選びいただいた着物によく合う小物のコーディネートを専門のコーディネーターがご用意するので、どこから見られても心配のない万全の着こなしが叶います。