黒留袖
#帯#マナー#着こなし
2023.09.01

留袖・黒留袖にぴったり似合う帯の合わせ方とは

既婚女性が着る着物の中で最も格が高い第一礼装の着物が留袖です。結婚式や披露宴などフォーマルな場面でよく着用されます。留袖を格好良く着こなすためには帯の合わせ方がとても重要になってきます。そのため今回は、留袖にあう帯の選び方やコーディネートのポイントについてご紹介しましょう。

留袖に合わせる帯にはどんな種類がある?

留袖に合わせる帯にはどんな種類がある?

正礼装(第一礼装)である留袖に合わせる帯は、格の高い順に「丸帯」「袋帯」「名古屋帯」の3種類があります。

丸帯・袋帯・名古屋帯の違いとは

留袖の中でも格の高い黒留袖だけに合わせられる伝統的な帯が「丸帯」。最近では、正礼装になる黒留袖と五つ紋の色留袖には「袋帯」を合わせる方が一般的です。
「名古屋帯」は、留袖用ではなく略礼装として着る訪問着などで選ばれることが多い帯です。

丸帯

着物の帯の中で最も格が高いとされてきた帯は「丸帯」です。以前は正礼装の留袖や振袖に合わせて着用されていましたが、最近では花嫁衣裳の大振袖や舞妓さんの振袖姿でしか見られなくなりました。

丸帯は約70cm幅の布地を半分に折り、両端を縫い合わせて使用するので、帯地の裏表どちらにも豪華絢爛な織りの柄が見られるのが特徴です。しかし、折って二重にするために重量や厚みがあって締めにくいことから、最近は袋帯を合わせるのが主流になりました。

袋帯

「袋帯」の登場は、明治時代に入ってからで着物の歴史のなかでは比較的新しく、当初は袋状に折って作っていたことから袋帯と呼ばれています。丸帯と違って表と裏があり、裏地は無地か地紋で締めやすくなったため、最近では正礼装の留袖には袋帯を合わせることの方が多いです。

表地には金糸や銀糸を使った重厚で格調高い模様が織り込まれているのが留袖に合わせる袋帯の特徴。他の帯よりも長く、お太鼓を二重にする「二重太鼓結び」が十分にできる長さになっています。

名古屋帯

大正時代、袋帯の二重太鼓結びよりも簡単に一重の太鼓結びができるように名古屋で考案され、全国に広まっていったのが「名古屋帯」です。袋帯よりも長さが短く、付け心地も軽いですが、最大の違いは帯自体の形。背中側にお太鼓を結ぶ部分を残し、途中から半分の幅に折り帯芯を入れて仕立てられています。

半幅部分の長さは仕立て方によっても異なりますが、名古屋帯の種類や使われている色柄は豊富。留袖などの正礼装ではなく、同窓会や食事会、お茶会など、お呼ばれの着物に合わせる帯です。

「織り」と「染め」の違いとは

着物と同じように、帯の柄にも「染め」と「織り」があります。同じ種類の帯でも、柄を描く手法や使われる色によって格が変わってくることに注意しましょう。

「織り」の帯

留袖に合わせる袋帯は織りの帯で、白い糸から染めた色糸を使って図柄を織り上げます。
特に、金糸や銀糸を使って吉祥文様や伝統的な格調高い柄が織り出された絢爛豪華な袋帯は、結婚式などフォーマルな装いにぴったりです。

「染め」の帯

名古屋帯など染めの帯は、白い糸で帯を織り上げ、白地に描くように様々な手法で柄を染めています。
柔らかい肌触りが特徴ですが、そのぶん見た目やボリューム的に質素な印象を与えがち。着物の場合は柄が染めか織りかで格が大きく変わることはありませんが、帯では、織りの方が格上とされています。
染めの帯は、留袖などの礼装ではなく、お出かけで着るおしゃれ着に合わせるものです。

帯の結び方

帯の結び方

着物の世界では、後ろ姿も重要。帯の結び方でガラリと印象が変わり、着用するシーンごとに最適とされる結び方があります。

結び方は「二重太鼓」が基本

結婚式や披露宴などで親族が着用する黒留袖や五つ紋の色留袖では、「二重太鼓」という帯の結び方が基本。これは「喜びが重なりますように」という願いを込めた縁起の良い結び方で、お太鼓の部分は二重になります。そのため、十分な長さのある袋帯を使う必要があります。

留袖にあう帯の選び方

留袖にあう帯の選び方

帯の地色は様々ありますが、既婚女性の着物の中で最も格の高い黒留袖には、金地や銀地、あるいは白地に金糸銀糸の織り柄の入った袋帯を合わせます。

1. 色を意識する

同じ金色の帯であっても、色合いの濃いものと薄いものなど、バリエーションが様々にあるもの。着用する留袖に描かれている柄の色に注目して、そこに近いトーンの色の帯を合わせるようにすると美しくまとまります。

2. 絵柄・文様を意識する

正礼装の黒留袖や色留袖には、格調の高い有識文様や正倉院文様、おめでたい吉祥文様を描いた袋帯を選ぶのが一般的。
着物の柄に合わせることも大切で、たとえば上品な古典柄が描かれた格調の高い黒留袖には、重厚感のある伝統的な文様の帯がよく似合います。バラなど洋風の花を描いたモダンな印象の黒留袖であれば、帯も洋風柄などを取り入れたものを選んでみると、統一感が出て素敵です。

留袖と帯をオシャレに着こなすためのポイントとは

黒留袖や色留袖をセンスよく美しく着こなすには、いくつかの押さえておくべきポイントがあります。

1. 全体の統一感を意識する

帯の色や柄を着物に合わせるように、そのほかの小物についても着物のトーンに近いものを合わせると、全体的な統一感を出すことができます。バッグと草履はデザインがセットになっているものを選ぶのがおすすめです。

2. 小物選びに工夫を

帯周りの小物選びにも気を配ることで、洗練された礼装としての着こなしが完成します。

帯揚げ

見える面積はそれほど大きくない「帯揚げ」ですが、黒留袖の場合、黒地に帯揚げの色が映えて、着こなしのアクセントになります。結婚式で黒留袖を着る場合、帯揚げは基本的に白。金糸や銀糸で刺繍が施されているものもあります。

結婚式や披露宴が行われるのが格式の高い場所であれば、純白の帯揚げを。カジュアルなレストランで行われる場合には金糸や銀糸の刺繍が入ったものを選ぶなど、訪れる場所に合わせてアレンジを楽しむのもおすすめです。

帯〆

帯の中央を締める「帯〆」についても、黒留袖や色留袖などの正礼装に合わせるのなら、帯揚げと同様に白を選ぶのが一般的。白地に金糸や銀糸で柄が描かれている帯〆も上品で格の高さが感じられます。

まとめ

結婚式などで着る留袖には、礼装としてのルールやマナーがあります。さらに着物の場合は帯や小物もあって、自分で選んだ組み合わせが大丈夫なのか、不安に感じたらプロに相談した方が確実です。

自分一人でコーディネートして選ぶのは、どうもハードルが高いと感じているなら、まずは着物を選ぶ楽しさだけに絞って考えてみてはいかがでしょう。ワタベウェディングが運営する「youRSTYLE」では、選ばれた着物に合わせて、着る人の立場や年代なども考慮したベストな帯と小物をプロがセレクト。着付けに必要な小物や肌着も、すべてフルセットで届きます。

着物を選ぶ際にわからないことや心配な点は、ご相談いただくことも可能です。サイトのお問合わせフォームから、お気軽にご連絡ください。

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