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#結婚式着物#マナー#着こなし
2024.06.28

結婚式での親族服装のマナー(母/父/兄弟/姉妹/おじおば/いとこ)立場別の注意ポイント

フォーマルの場である結婚式は立場によって服装のマナーに違いがあります。親族として参列する場合、その立場が結婚式においてどういうものか、意味も知りながら立場にふさわしい服装をする必要があります。この記事では、新郎新婦との関係性・立場別に、結婚式にふさわしい服装と何を着るのか決める際のポイントについてご紹介します。

結婚式での親族衣裳のマナー

結婚式において新郎新婦の親族は、新郎新婦とともにゲストをおもてなしする立場にあります。そのため、ゲストに対して敬意と感謝を示すのにふさわしい服装を選ぶのがマナー。新郎新婦に近い関係性にある方から順に格の高い衣裳を選ぶのが基本です。以下に、立場別の具体例をご紹介します。

【立場別】新郎新婦の両親

新郎新婦の親御様が着用する衣裳は、新郎新婦と同様にその日参加された方の中で一番格の高い服装を着るのがマナーです。神社や教会での挙式、ホテル、結婚式場などでの披露宴など、きちんとした結婚式を行う場合、親御様は「正礼装」と呼ばれる衣裳を着用してください。
会場がレストランなど雰囲気もカジュアルなパーティや食事会であれば、その場の雰囲気に合わせて「準礼装」や「略礼装」の方がよいかもしれません。新郎新婦とご相談ください。

何よりも気をつけたいポイントとは「衣裳の格を両家でそろえること」。
たとえば一方が正礼装で一方が準礼装や略礼装を選んでしまうと、ちぐはぐな雰囲気は当日だけでなく、思い出として残る写真を見るたびに違和感を感じることになってしまいます。
主役のおふたりや他の親族ゲストのためにも、ご両家で親同士の情報共有をなさってください。

ちなみに、「正礼装」など格がそろってさえいれば、洋装・和装がそろっていなくても問題ありません。新郎新婦が洋装でも和装でも、日本の結婚式で親御様が着る衣裳のうち最も主流なのは、お父様が洋装のモーニング、お母様が和装の黒留袖という組み合わせです。

新郎新婦の父

お父様の洋装での礼装にはモーニングのほかに燕尾服やタキシードなどがありますが、日本の結婚式で一番ポピュラーなお父様の列席衣裳といえばモーニングといえます。

欧米では18時以降に行われる場合、燕尾服やタキシードを着用するのが正解ですが、和装の影響もあって、日本では時間帯で衣裳を切り替えるという文化があまり根付かず、実際には夕方以降の結婚式でもお父様はモーニングを着用されるケースが多いです。
和装では、五つ紋の入った黒の紋付羽織袴がお父様の正礼装で、こちらは昼夜問わず着用できます。

モーニングではなく着慣れたブラックスーツでの列席をお考えのお父様が時々いらっしゃいますが、これは礼服とはいっても格式としては平服の部類に入るため注意が必要です。
結婚式というよりもカジュアルなパーティや食事会の雰囲気なら、昼はディレクターズスーツ、夜はブラックスーツでもOKです。

新郎新婦の母

結婚式でお母様が着用される正礼装は、黒留袖が一番多く見られ、ほかにも5つ紋の入った色留袖、洋装であればマザードレスがあります。

和装で色留袖を選ぶお母様も最近では増えていますが、黒留袖と比べると、色留袖は同じ正礼装でもやや格が下に見られます。もし色留袖がご希望で相手方も和装を検討している場合、同じ格の色留袖にそろえていただく必要があります。
レンタルするなら、黒留袖か五つ紋の色留袖を選び、小物類はプロがTPOとマナーに合ったものをフルセットで用意してくださるお店を選ぶと間違いがないでしょう。

洋装の場合、昼間の結婚式と夜のパーティではドレスコードが異なります。
昼はくるぶしくらいまでの長さのスカートに7分丈以上の袖のある露出の少ない「アフタヌーンドレス」を。夜のパーティには足の甲が隠れ床に届くロング丈のスカートに、胸元や肩が開いたデザインの「イブニングドレス」が正式です。
色や素材にも注意が必要で、全身白や総レースなどウェディングドレスを連想させるものはNG。新婦のカラードレスや和装の色との被りがないかも注意したいところです。ヒールの高さは3cm以上で、オープントゥはNGです。

お母さまが洋装フォーマルで列席をご希望の場合、注意しなくてはいけないことがもうひとつ。日本では上記のようなドレスコードが欧米のように根付いていないので、和の正礼装である黒留袖や色留袖と並んだ際に格下に見られてしまうケースも。そこが心配であれば、同じ和装で揃えるか、お祝いの場にふさわしい豪華さと高級感のある素材やデザインのマザードレスを探してみてください。
マザードレスも最近では多彩なデザインやサイズを選べますが、実際の結婚式で周りの方が感じる印象は十人十色です。どなたにも失礼のない正礼装を、ということであれば、黒留袖が最も無難です。

【立場別】姉妹・兄弟

新郎新婦の姉妹、あるいは兄弟の衣裳は、親御様より少し格を落とした服装を選んでください。親御様が正礼装の場合、準礼装・略礼装となります。

お母様が留袖なら、ご家族も着物を選ばれると素敵です。30代以降の方であれば、色留袖や訪問着を着ると、結婚式らしい明るい華やぎを添えられます。未婚の方なら振袖が着用できます。

ご兄弟は、ブラックスーツ(礼服)を着用すると良いでしょう。ベストやポケットチーフをプラスすることもできます。弔事で着る場合と違って、ネクタイはホワイトかシルバー、足元は黒の革靴で黒の靴下をお選びください。
年齢的にお若い方であれば、濃いグレーやネイビーなどのダークスーツでも大丈夫です。また和装を選ぶ場合は黒、グレー、紺の羽織袴がよいでしょう。

学生の場合

中学生や高校生で制服があるのなら、それを着れば正礼装になります。制服がない場合、上記でご紹介したフォーマルな装いの中から選んでみてください。

【立場別】親族(おじおば・いとこ)

親族として列席の衣裳は、男性であれば新郎新婦の家族(お父様や兄弟)が何を着るのかに準じてブラックスーツやダークスーツ、あるいは和装の羽織袴からお選びください。

女性であればお母様と同じ黒留袖か、色留袖、訪問着などを選ばれると良いでしょう。いとこなら、華やかな訪問着か、未婚の方なら振袖もOK。洋装ならフォーマルなワンピースやセットアップ、フォーマルスーツなど。
親族席は黒を中心に暗めの色味の衣裳が多くなるため、上品で華やかな彩りを添えられる和装は場が華やいで喜ばれます。

家族だけの少人数結婚式

最近増えているのが、両家の家族だけ、または、ごく少人数の親族だけをお招きする結婚式。この場合、新郎新婦の衣裳に合わせて家族・親族は何を着るのかを調整してみてください。
新婦がウェディングドレスや花嫁和装を着るのであれば、家族だけの式でもフォーマルな正礼装が基本です。一般的にはお父様はモーニングでお母さまは留袖、または洋装のマザードレスなど、両家で格のそろった衣裳を。
新郎新婦がスーツやワンピース的な衣裳でカジュアルな食事会の雰囲気なら、ご家族も同じように略礼装のスーツやワンピース、格の高くなりすぎない和装を選ぶとバランスが良いでしょう。

まとめ

結婚式に親族として列席する際は、立場と結婚式が行われる場所にふさわしい衣裳を選ぶことが基本です。
近年では集まるのは両家の家族だけというケースも増えていますが、それでも顔合わせのお食事会やパーティではなく「結婚式」なら親族はフォーマルな装いを。両家で格が揃うように相談しながら、お祝いの気持ちが伝わり、うれしい日の華やかさや特別感が楽しめる衣裳をお選びください。

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