色留袖
#選び方#マナー#着こなし
2023.09.20

結婚式の参列の際に親族が着る着物は?「30代は色留袖がおすすめ」の理由

結婚式の参列の際に親族が着る着物は?「30代は色留袖がおすすめ」の理由

色留袖は未婚既婚を問わずに着られる礼装で、振袖を卒業した30代以降の未婚女性だけでなく、結婚式にお呼ばれした30代の既婚親族にもおすすめです。ここでは「30代の女性にはなぜ色留袖がおすすめなのか」を、選び方や着こなし方などとともに詳しくご紹介します。

色留袖とは?

色留袖とは?

既婚女性はもちろん、振袖を卒業した未婚女性も正礼装(第一礼装)として着用できる着物が色留袖。地色が黒の「黒留袖」と違って多彩な色を選ぶことができ、柄は裾まわりに縫い目で途切れることなく一続きに描かれた「絵羽模様」が入っています。

生地には凹凸感のある無地の「ちりめん」が使われ、細かい地模様が織り込まれていることもあります。古くは白羽二重の着物の上に留袖を重ね着していましたが、より軽く動きやすいように、最近では2枚の着物を重ね着しているように見せる「比翼仕立て」にするのが一般的です。

色留袖の柄は裾まわりのみで、上半身には入っていません。胸元と背中、肩のあたりに紋が入っていることが多く、紋の数によって、礼装としての格が変わります。
背中、両肩、両胸の5カ所に紋が入った「五つ紋」は、一番格の高い正礼装。背中と両肩の3カ所に紋が入る「三つ紋」ならその次の準礼装、背中に1つだけの「一つ紋」は、もう一つ下の略礼装になります。

色留袖の着用シーン

色留袖は、紋の数が示す礼装としての格に合わせて、さまざまなシーンで着用されます。
五つ紋の色留袖は、親族として参列する結婚式や披露宴のほか、叙勲の授賞式など公的な式典などにも着用されます。
遠縁の親戚や友人・知人の立場で参列する結婚式や祝賀会・パーティなど、色留袖では格式が高すぎると思われる場合は訪問着か、未婚であれば振袖を着ることもできます。

黒留袖と色留袖の違いとは

黒留袖と色留袖の大きな違いは、地色が黒か、黒以外の色かという点にあります。
もともと留袖は江戸時代に、結婚した女性が独身時代に着ていた振袖の長い袖を短く縫い留めて着用したもの。当時はさまざまな地色があり、上半身に柄が入ったものも、留袖として着用されていました。

明治時代に入って、洋装のブラックフォーマルの文化が取り入れられるようになり、和装もフォーマルな場所で着る礼装には「黒」が重んじられるようになります。そのため黒留袖が、既婚女性の着用する最も格の高い着物として定着しました。一方で、色留袖は淡い地色を中心に作られるようになり、柄は、黒留袖・色留袖ともに、裾周りだけ絵羽模様が入るスタイルが一般的になりました。

元々の成り立ちにより、昔は色留袖も黒留袖と同様に既婚者が着用する衣裳でしたが、今では、色留袖は既婚未婚を問わず着用することができます。

親族の既婚者なら30代でも黒留袖を選ぶべき?

親族の結婚式や披露宴に出席する予定があり、「既婚の親族だから着物は黒留袖の方がいいのかな?」とお考えの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
結論から申し上げますと、親族として結婚式に出席する場合は正礼装を着用するのがマナーで、五つ紋の色留袖は、問題なくご着用いただけます。実際に、黒留袖に比べると若々しく着こなすことができる色留袖は、30代前後の親族用衣裳としてよく選ばれています。

結婚式で注意したい着物のマナーは、どのような立場で着るのかでふさわしい衣裳が変わる点です。
新郎新婦のお母様は、足を運んでくださるゲストの方に失礼のないよう、最も格の高い礼装である黒留袖がおすすめです。祖母や叔母・伯母など年長の親族として列席の場合も、黒留袖を選ぶのが一般的です。
逆に、30代以下で新郎新婦の姉妹やいとこなどの立場であれば、既婚未婚を問わず、色留袖で問題ありません。

結婚式で色留袖を着るのにふさわしい方

結婚式で色留袖を着るのにふさわしい方

では、結婚式に色留袖を着るのにぴったりなのは、どのような方でしょうか。
晩婚化の影響もあり、昨今では新郎新婦のお母様は50〜60代が多く、そこから黒留袖は50歳以上の方の衣裳というイメージが定着しつつあります。また、親族のみの結婚式が増えたため、既婚女性が全員黒留袖になると、男性のブラックフォーマルと合わさって親族席が真っ黒に沈んでしまうケースも。
そんな場合に、20 代後半〜30代の親族女性に着ていただきたいのが、色留袖です。年齢にふさわしい若々しさを演出することができ、結婚式の場にふさわしい華やかな彩りを添えられます。

色留袖は紋の数で格式が変わる

結婚式や披露宴に参加する親族の着物は、新郎新婦のご両親から順に、主役に近い立場の方がより格の高い衣裳を身に付けるというルールがあります。
親族の立場で色留袖を着る場合、黒留袖に比べると格が下がるという印象を持たれる方も多いため、ここは一番格の高い五つ紋を選んでおくのが妥当です。

最近ではカジュアルな雰囲気の結婚式も増えてきました。親族女性の全員で申し合わせておけば、みんなで揃って華やかな色留袖姿は決してマナー違反になりません。

「30代には色留袖」おすすめポイント

「30代には色留袖」おすすめポイント

20代後半から30代の女性がお祝いの場に華を添える色留袖を選ぶなら、どのような着物を選べばよいでしょうか? 上手に選ぶおすすめポイントは、色と柄の選び方にあります。

30代らしい華やかな装い

20代後半〜30代の方であれば、地色はより明るめの色味や、華やかなパステルカラーがおすすめです。
色留袖は柄が裾回りにしかないため、地色の印象が強く出ます。好きな色よりも、お顔映りが良い、顔色を明るく見せてくれる色を選ぶのがポイントです。

また前途のように、黒留袖が50歳以上の着物というイメージが定着しつつあるため、40代の親族でも黒留袖ではなく色留袖を着用する方が増えています。
40代の方なら、抜けるような明るい色味よりも、クリーム色や水色、黄緑色やサーモンピンクなど、やや落ち着いた色味を選ぶと、肌色が美しく見えておすすめです。華やかさと大人の気品を併せ持つ色味を選ぶのがポイントです。

30代らしい色や柄

色留袖の柄はおめでたい「吉祥文様」や「有識文様」、重厚感のある「正倉院文様」などが描かれています。比較的お若い方なら、柄の面積が広く膝上あたりから模様が描かれた色留袖が、若々しさを演出することができます。
年齢が上がるごとに、裾模様の面積を徐々に狭くしていくのが大人の上品さを演出するコツです。

また、モダン柄や大振りのモチーフが描かれた柄や、カラフルな多色使いの着物をぶのも、より若々しいイメージで着こなすことができます。逆に、金糸や銀糸を中心に使う色を絞って描かれている色留袖は、大人の女性ならではの上品な艶やかさを演出できるでしょう。

20代後半〜30代の女性が着るのであれば、バラやダリアなどを大胆に配置した、モダンでカラフルな色留袖も素敵です。せっかくの着物を着られる希少なチャンスですから、その年代にしか着られないような着物を手軽にレンタルで着てみるのもおすすめです。

色留袖はレンタルがお得

結婚式の列席衣裳は、出席する立場や年齢に合わせる必要があり、その時々でふさわしい着物を購入するのは大変です。そこで最近注目を集めているのが、着物のネットレンタル。なかなか着用する機会が少ないような、思い切ったモダン柄の色留袖なども気軽に選ぶことができます。

京都の老舗であるワタベウェディングが運営する「youRSYLE」なら、高級正絹と伝統技法による柄にこだわった上質な色留袖をリーズナブルなレンタルプランでご用意。どれを選んでいただいても親族としての立場にふさわしい正式な五つ紋の着物をご用意しています。
着てみたい着物を選べばべば、プロがベストな帯や和装小物をコーディネート、必要な一式をフルセットにしてお届けするのも好評です。着物選びに迷ったら、プロに相談することもできます。

まとめ

既婚未婚を問わず、さまざまなフォーマルシーンで着用できる色留袖。同じ30代のお友達が華やかな装いで参列しているのに、親族の立場だから黒しか選べないとしたら、ちょっぴり残念。「親族なら黒留袖」と決めつけずに、気持ちも上がる華やかな色留袖がおすすめです。お気に入りの一着を探してください。

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