お父様のスピーチ例文
《出だしの言葉》+《感謝の言葉》+《喜びの言葉》+《お願いの言葉》+《締めの言葉》
上記5つを自然な流れで組み合わせて、出来るだけ簡潔にまとめましょう。
《出だしの言葉》
新郎新婦の親代表として、自分の自己紹介をしましょう。
- 文例1
- ただいまご紹介にあずかりました新郎の父・〇〇〇〇と申します。
本日は無事にこの日を迎える事ができ感無量の思いでいっぱいです。
- 文例2
- 新郎の父・〇〇〇〇でございます。
新郎新婦のために多くの皆様にお集まりいただきました事を両家を代表し心より感謝申し上げます。
- 文例3
- 〇〇家・〇〇家を代表しまして、新郎の父・〇〇〇〇よりご挨拶を述べさせていただきます。
《感謝の言葉》
新郎新婦を祝福するために集まってくださった、ゲスト一人一人に対して感謝の気持ちを伝えましょう。
- 文例1
-
本日はご多忙の折にもかかわらず、遠路はるばる、沢山の方にお集まりいただきまして誠にありがとうございます。
また、本日の媒酌の労をおとりいただきました〇〇様ご夫妻にも厚く御礼申し上げます。
- 文例2
- 新郎〇〇が、〇〇さん(新婦)というとても素晴らしい生涯の伴侶を得た、今日の佳き日を迎えられたことも、ひとえに本日お集まりいただいた皆様方の、温かい励ましとお力添えのおかげだと心より感謝申し上げます。
- 文例3
- 本日はあいにくの空模様にもかかわらず、新郎〇〇、新婦〇〇のためにご足労いただきまして誠にありがとうございます。
《喜びの言葉》
親子ならではのエピソードを織り交ぜながら、二人が巡り逢えたことへの喜びを語りましょう。
- 文例1
- 本日皆様から沢山のご祝辞や温かい励ましのお言葉を頂戴しまして、親としてこれほど嬉しいことはございません。
- 文例2
- 皆様からのご祝辞や温かい励ましのお言葉は、これからの二人の人生にとって、良き道しるべとなり、心にしっかり刻まれたことと思います。
- 文例3
- どんな時も2人で力を合わせ、助け合いながら温かい家庭を築き、この人を選んでよかったと心から思えるような夫婦になってほしいと願っております。
《お願いの言葉》
まだまだ未熟な新郎新婦を、これからも皆様に支え導いてほしいとの願い込めた言葉にしましょう。
- 文例1
-
人生の新しいスタート地点に立った二人ですが、まだまだ未熟で心もとないものがあります。
勝手なお願いではございますが、これからもどうか温かく見守り、叱咤激励いただけますと幸いです。
- 文例2
-
まだまだ至らぬところのある二人でございます。
これらもさまざまな障害にぶつかっては立ち往生してしまうことでしょう。そのような時には、どうか皆様、この二人に温かい手を差し伸べていただけますよう、心からお願い申し上げます。
- 文例3
-
まだまだ人生経験の少ない未熟な2人でございます。
2人がつまずいたり迷ったりしたときには、皆様の温かいご指導ご鞭撻で足元を照らしてやっていただきますよう心よりお願い申し上げます。
《締めの言葉》
ゲストの健康とご多幸を祈る言葉を添え、親御さんからの感謝の気持ちを再度織り交ぜつつ締めましょう。
- 文例1
- 本日は、わざわざご列席をいただきましたにもかかわらず、充分なおもてなしも出来ず、不行き届きな点もございました事をお許しくださいませ。結びに、皆様のご健康とご繁栄を願いつつ、両家代表のご挨拶と代えさせていただきます。
- 文例2
- 最後になりましたが、ご臨席の皆様のご健闘とご多幸をお祈り申し上げ、これをもちまして親族代表のお礼の挨拶とさせていただきます。本日は誠にありがとうございました。
- 文例3
- この後、新郎〇〇からも挨拶がありますが、まずは両家を代表いたしまして父である〇〇より、本日お集まりいただきました皆様方へのお礼の言葉とさせていただきます。本日はお忙しい中、誠にありがとうございました。
《お父様のスピーチのポイント》
原稿用紙3~4枚程度で、スピーチの目安とされる3分くらいになります。
親の愛情が感じられる内容なら、ゲストの共感もきっと得られるはずです。感傷的にならず、それでいて心に残るスピーチを心がけましょう。
新郎(息子)とのエピソードを交えると新たな感動を生むことができるでしょう。
ゲストへの感謝の言葉を中心に、新婦への感謝の言葉も忘れずに。